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債務整理

従業員らを想い、会社破産を迷っていた事例

ご相談内容】

相談者は、負債が約1億円、債権者が数十名ほどの法人でしたが、買掛金の支払いや借入金の返済で利益がほとんど出ず、公租公課も滞納し始めるようになり、BS上も債務超過状態でした。
ただし、経営者は、従業員もおり、「何とかなるかもしれない」という気持ちもあり、会社を倒産させるか否か逡巡していました。

【解決内容】

当事務所では、相談者の決算書類やお話をお伺いし、法人・代表者を同時に破産申立するようアドバイスしました。

ただし、従業員が十名程度いたこと、ある程度売却できる資産があったことから、債権者や取引先等に情報漏えいをしないようにしつつ、破産のタイミングを見計らい、最後は、ほとんど問題がなく、破産申立を行い、破産手続を終えることができました。

【コメント】

​経営者によっては、従業員・債権者・その他関係者に対する迷惑をかけたくないとの思いから、破産手続を行うことを先延ばしすることも多いように思われます。

しかしながら、客観的には破産するべき状態であるのに、破産しないと、かえって、従業員・債権者・その他関係者にご迷惑をかけることにもなりかねません。
また、破産や再生の申立にはある程度の資金が必要です。そのため、早めのご相談をお願いしたいと思います。

解決事例カテゴリー
離婚相続不動産債務整理企業法務
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