icon
企業法務

新規取引開始前に契約書を確認し、損害賠償・解除・秘密保持条項を修正した事例

ご相談の背景

ご依頼者様は、新規取引先との間で継続的な取引を開始するにあたり、取引先から提示された契約書についてご相談されました。

契約書には、業務内容、報酬、納期、損害賠償、解除、秘密保持などの条項が定められていましたが、ご依頼者様としては、内容が自社にとって不利ではないか、将来トラブルになった場合に過大な責任を負うことにならないかを確認したいというご意向でした。

特に、損害賠償責任の範囲、契約解除の条件、秘密情報の取扱い、契約終了後の義務について、慎重に確認する必要がありました。

問題点

本件では、主に以下の点が問題となりました。

  • 損害賠償責任の範囲が広く、上限も明確でなかったこと
  • 契約解除ができる場合や手続が分かりにくかったこと
  • 秘密保持義務の対象や期間が不明確であったこと
  • 契約終了後もどのような義務が残るのかが曖昧であったこと
  • 取引開始後にトラブルが生じた場合、ご依頼者様に過度な負担が生じるおそれがあったこと

当事務所の対応

当事務所では、まず、契約書全体を確認し、ご依頼者様の事業内容、取引の実態、取引先との力関係、想定されるトラブルを踏まえて、リスクのある条項を洗い出しました。

そのうえで、損害賠償条項については、責任の範囲が無制限に広がらないよう、賠償対象となる損害の範囲や責任上限を明確にする修正案を作成しました。

解除条項については、相手方の契約違反があった場合や、取引継続が困難となった場合に、適切に契約を終了できるよう、解除事由や催告手続を具体化しました。

また、秘密保持条項については、秘密情報の範囲、目的外利用の禁止、第三者提供の禁止、契約終了後の取扱いなどを明確にし、将来の情報流出リスクを抑える内容に修正しました。

解決結果

ご依頼者様は、当事務所が作成した修正案をもとに取引先と協議し、損害賠償、解除、秘密保持などの重要条項について、リスクを抑えた内容で契約を締結することができました。

これにより、取引開始後にトラブルが生じた場合でも、ご依頼者様に過度な責任が生じることを避けやすい契約内容とすることができました。

また、契約締結前の段階でリスクを確認したことで、安心して新規取引を開始できる体制を整えることができました。

弁護士の視点

契約書は、単に取引内容を確認するための書面ではなく、将来トラブルが生じた場合の責任範囲や解決方法を定める重要な書類です。

特に、損害賠償、解除、秘密保持、知的財産、契約終了後の義務などは、後日紛争になりやすい条項です。

取引開始前に契約書を確認しておくことで、自社にとって過大な責任を負うリスクを避け、取引先との関係を安定させることができます。

本件では、契約締結前にリスクのある条項を確認し、必要な修正を行ったことで、ご依頼者様が安心して新規取引を開始できる内容にすることができました。

解決事例カテゴリー
離婚相続不動産債務整理企業法務
お問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
03-6273-0024
03-6273-0024
平日午前9時30分~午後6時00分
メールでのお問い合わせ
お問い合わせフォーム